ひとまち物語工房

キャリアカウンセリングとまちづくりの仕事をしている「ひとまち物語工房」の働き方や暮らし方を綴ります。

2019年08月

こんにちは!ひとまち物語工房の服部です。

脳腫瘍の摘出手術を受けて2ヶ月あまり、

毎日の放射線と抗がん剤による治療が始まって42日が経過しました。

僕は、元気です!

 

そして、きょうで一旦、毎日の抗がん剤の服用と放射線治療から仮釈放となりましたぁ!\(^o^)

 

毎日僕を笑顔で迎えてくれていた放射線科の受付の方にお礼の言葉を伝えたら、ちょっと涙が出た。^^

 

みなさんの応援や励ましのおかげで、きょうまで命を繋いで、ここまでたどり着きました。

本当にありがとうございました!

 

そんな今夜の食卓は、お見舞いにいただいたお素麺と、お医者様が大豆タンパクがいいよと教えてくださったので、お豆腐を買ってきて、

そしてさらにビールまで!ノンアルコールじゃけどね(笑)

 20190830

さらにさらに、みなさんからいただいたプレゼントやメッセージやお葉書やお手紙、入院中に読んだ本から抜粋した世界の偉人賢人の名言に囲まれて、

超ぜいたくな食卓になりました!

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悪性でしつこいタイプの癌だそうなので、まだ気は抜けないし、これからも経過観察のために二週間に一回程度、定期的に通院して診察と検査を受けますが、これまで毎日の治療に充てていた時間が自由に使えるようになります。

入院と治療とで少し体力や筋力が落ちているので、まずはしっかり身体を整えて、空いた時間に仕事を入れて、生活の再建をはかっていきます!

さあ、どこで何しよう?

 

いま僕はとっても幸せな気分です\(^o^)

本当に本当にありがとうございます!

こんにちは!ひとまち物語工房の服部です。

大学や刑務所やサポステでの就職支援や進学塾でのお仕事をさせていただくなかで、「はっとりマジック」と言われている(言わせている?(笑))面接指導の独自メソッドがあります。

 

どんなことをしているかというと、

面接で大切な「話す内容」と「話し方」を、本人が納得する形でアピールできるようにしっかりと練り上げるお手伝いをしています。

 

「話す内容」の要点は、「志望動機」と「自己PR」。

「志望動機」は、なぜその仕事をしたいのか、なぜそれを学びたいのか、ということと、なぜその会社を、学校を選んだのかということに答えることです。

 

そして、「自己PR」は、自分の強みや得意なことや好きなこと、それを仕事や学業にどう活かせるのかに答えることです。

 HattoriMagic

しっかり聴かせていただくと、「志望動機」にも「自己PR」にも、その人ならではの体験や価値観につながるオリジナルの物語があります。

 

しっかり聴かせていただいたことを、一旦僕の言葉でまとめて本人に伝え返します。

この時点で、たいていの人が「すごい!」とびっくりされます。

 

でも、本当にすごいのは、その物語の主人公であるその人なんです。

その物語に嘘がなく、本人が納得されたら、次の段階に進みます。

 

次は「話し方」です。

「話し方」のポイントは、話す内容と話す態度が一致していることです。

話す内容が、その人ならではのその人らしい物語なら、それを語る時もその人らしくその人の言葉で語れると素敵だなと思います。


語ってもらって、感じたことをフィードバックさせていただいて、いいところや改善点を一緒に考えながら、納得がいくまで、自信がつくまで練習します。

 

細かな内容まで書くときりがないですが、ざっくりとこんなことをしています。

僕の面接指導を受けた人が大きく変わるのを見て「はっとりマジック」と呼ばれるようになりました。(^o^)v

 

そしていま、この「はっとりマジック」を就労支援だけではなく、もうひとつの使い道を考えています。

たとえば、高齢者や障がい者の施設にいる方や、僕のような闘病中の方の人生のお話を聴かせていただいて、物語にしてお返ししたら、喜んでいただけるかなとか、絵が描ける人とコラボしたら絵本もできるかなとか、その物語の続きの夢や目標のお話も一緒に想像して創作できたら、希望や勇気が湧いてくるかなと思っています。

 

もしよろしければ、「はっとりマジック」お試しになりませんか?

こんにちは、ひとまち物語工房の服部です。

昨日、ある講座を受けるために東京まで行ってきました。
夜行バスで講座当日の朝、東京に着く予定だったのが、台風の影響なのか夜行バスが運休になってしまいました。
 
やむなく、前日の夜に新幹線で東京に入りました。
その日は朝から仕事に行って、午後からは抗がん剤を飲んで、放射線治療を受けに行って、夜、東京へ向かいました。
東京駅に着いて、少し疲れて駅のベンチで寝入ってしまいました。
びっくりするほど大きな声で駅員さんに起こされて、改札を閉めるからと追い出されてしまいました。
 「お客様」と呼んではくださるけれど、その態度はとてもお客様扱いはされていないと感じるものでした。

いま困窮状況の僕は、ホテルに宿泊することはできず、それから朝まで時間を過ごす場所を探して、24時間営業のファミレスに入りました。
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安いメニューしか頼まなかったのがいけなかったのかな?
やがて冷房が強くなり、寒くて寒くて座っているのが辛くなって来ました。
お店にしてみれば、早く追い返したい客なのでしょう。
 
でもなんとか耐えて、無事に朝を迎えて、講座に参加することができましたよ。
 
その夜出会ったJRの駅員さんもファミレスの店員さんも
みんな自分の「仕事」をしている。
みんな自分のために働く。
自分の利益を守るために働く。
企業に操られて、「企業の利益」のために働く。
それが「仕事」。
 
だから目の前にいる人すら見ていない。
目の前の人の表情や気持ちなんて関係ない。

ただマニュアル通りに
決められたことをこなすだけ。
 
その「仕事」は、誰かを幸せにするのだろうか?
そんなものを「仕事」と認めるような社会をやめようとまで思ってしまう。
 
でも結局は僕も自分の「仕事」をしているだけ。
誰も幸せにはできなかった。
 
誰かを幸せにできる「仕事」ってなんだろう?
 
結局のところ今の社会で「仕事」は誰かを幸せにはしない。
誰かを幸せにするのは、「仕事」ではなく、その人の「あり方」や「関わり方」なんじゃないだろうか?

そんな思いも頭の片隅に置きながら参加した講座は、事務局の方々の配慮や一緒に参加した方々の暖かい志に励まされて、ちょっとしんどかったけど参加できて本当に良かったと思えるものでした。
講座での学びや出会いを糧に、
さて、また次の一歩を踏み出しましょう!
誰一人取り残すことなく、幸せに暮らせる社会を創り出すことを目指して!(^o^)v

こんにちは、ひとまち物語工房の服部です。(^o^)v

ここ数日、日々かかる抗がん剤や放射線治療の費用を気にしながら、生き延びるための方策を模索するためにいろいろ動いていました。

病院内にある地域連携室に相談に行ったら、市役所に相談に行きなさいとアドバイスをくださいました。

言われた通り、市役所に相談に行きました。
窓口の職員の方お二人が対応してくださり、住所氏名はもちろん、病気や治療のこと、仕事のこと、収入のこと、大阪の家のこと、そこに住んでいる家族のこと、妻との関係、大阪から福山に引っ越して来た理由など、問われるままに正直にお答えしました。

炎天下を自転車こいで行ったので、ちょっとバテ気味だったのか、話の内容もあまり明るい話ではないので、ボソボソと話していたせいか、「しんどそうに見えますけど大丈夫ですか?」と気遣ってもくださいました。
あわてて、「仕事の時はもっとちゃんと話しています!」と言い訳してしまいました。(汗)

一通りお話ししたあと、「大阪での社会保険料の納入状況を確認する必要がありますね。税務署に行けばわかるはずなので、明日にでも行って過去のデータをもらって来なさい。」と税務署の場所の地図まで描いてくださって、アドバイスをくださいました。
そして、「私は知識があるので相談に応じるけど、本当はこの窓口の担当ではないんじゃけどね」とおっしゃいました。

ちょうど窓口が混んでいて、長らく待っていた僕を気遣って、担当外なのにわざわざご対応くださったようです。

そして翌日、指示通りに税務署に、また炎天下を自転車こいで行きました。

税務署の職員の方に、事情を説明して、市役所で言われたことをお伝えしたのですが、「ここにはデータはない、大阪の税務署からデータを引き継がないといけないのですぐにはわからない。」と言われました。

「でも市役所から言われて来たんですが…」税金のことがよくわからず、自信なさげに話していた僕も悪かったのでしょう。

そこからは、コンコンと上から説教されるように「ここではすぐにはデータは渡せないし、市役所の言っていることもわからない」と言われ、欲しい結果を得られないままに、すごすごと税務署をあとにしました。

そんなこんなことがありながら、目の前に次々と立ちはだかる壁に、「結局は、人の命ってお金がないと繋いでいけないものなのかなぁ」とちょっと凹んでしまいました。

僕はこれまでのお仕事で、いろいろな事情で就職が難しい人たちに関わる機会をいただいてきました。

彼ら彼女らは、今の社会の中では、お金を稼ぐことが難しかったりするかもしれないけれど、でもその人たちのとてもキラキラした素直で優しい心や感性に触れ、たくさんの笑顔と感動をもらってきました。

ちょっと凹むこともあるけれど、まだまだ僕はへこたれない!
あの子達がくれた素敵な笑顔や感動の思い出が、今も僕を支えてくれている。
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行く手にいろんな壁が立ちはだかるなら、それはそれで、別のルートを探ればいい!
僕だけが生き延びるための道ではなく、今の社会の中で生きづらさを抱えた彼ら彼女らも胸を張って一緒に歩いていける道を探ろうと思います!

こんにちは、ひとまち物語工房の服部です。

病に倒れて、しばらくお休みさせていただいていたファシリテーション・カフェを再開します!

 

ファシリテーション・カフェは、体験学習を通して、ファシリテーションの様々な要素を、毎月テーマを決めて学んでいきます。

 

 

これまでに取り組んだテーマは、対話、合意形成、ファシリテーターの役割、グループプロセス、アイスブレーク、アイデア出し会議など。

 

毎回グループワークを体験いただいて、そこで起こったことをふりかえり、学びに変えていきます。

これをラボラトリー形式の体験学習法といいます。

 

ラボラトリーは、実験室という意味ですが、グループワークの中で様々な関わり方の実験をしてみることができます。

普段の自分でかかわってみたり、少し勇気をふるっていつもとは違う自分のかかわり方を試してみたり…。

失敗もOK

 

今回は、「合意形成」をテーマに、感謝と喜びの気持ちを込めて、復帰記念1日バージョンで開催しようと思います。

 

午前の部で、講義とグループワークを行います。午後の部では、午前の学びをさらに深めるグループワークに再チャレンジします。

 

午前・午後を通して1日参加がお勧めですが、午前のみ、午後のみの参加も大丈夫!^^

 

楽しみながら学び合う場にしたいと思っています。

みなさまお誘いあわせてお越しくださいね。

 facilitationcafe

 

日 時:201998日(日)

 午前の部:10:3012:00

 ランチタイム:12:0013:00

(ランチタイムは各自ご自由にお過ごしください。服部は、しんぐうカフェでランチしますので、よろしければ、一緒におしゃべりしましょ。ランチの料金は各自ご負担ください。)

 午後の部:13:0015:00

場 所:リム・ふくやま2しんぐうカフェ

     https://www.facebook.com/shinguucafe/

参加費:2,000円:2ドリンク付き)

午前の部・午後の部どちらかだけ参加の方は1,000円(1ドリンク付き)

定 員:12名(申し込み先着順)

お申し込み:https://www.facebook.com/events/466776110769370/

 (メッセージまたはコメントで参加表明をお願いします。)

ファシリテーター:ひとまち物語工房 主宰 服部正志

      (ワークショップデザイナー、キャリアコンサルタント)

 

「ファシリテーションって何?」という方からすでにファシリテーターとして活躍している方まで、いろんな分野の方と一緒に、場づくりについて、ともに学び合えたらと思います。

みなさまとお会いできることを楽しみにしています。

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