こんにちは、ひとまち物語工房の服部です。

昨日、ある講座を受けるために東京まで行ってきました。
夜行バスで講座当日の朝、東京に着く予定だったのが、台風の影響なのか夜行バスが運休になってしまいました。
 
やむなく、前日の夜に新幹線で東京に入りました。
その日は朝から仕事に行って、午後からは抗がん剤を飲んで、放射線治療を受けに行って、夜、東京へ向かいました。
東京駅に着いて、少し疲れて駅のベンチで寝入ってしまいました。
びっくりするほど大きな声で駅員さんに起こされて、改札を閉めるからと追い出されてしまいました。
 「お客様」と呼んではくださるけれど、その態度はとてもお客様扱いはされていないと感じるものでした。

いま困窮状況の僕は、ホテルに宿泊することはできず、それから朝まで時間を過ごす場所を探して、24時間営業のファミレスに入りました。
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安いメニューしか頼まなかったのがいけなかったのかな?
やがて冷房が強くなり、寒くて寒くて座っているのが辛くなって来ました。
お店にしてみれば、早く追い返したい客なのでしょう。
 
でもなんとか耐えて、無事に朝を迎えて、講座に参加することができましたよ。
 
その夜出会ったJRの駅員さんもファミレスの店員さんも
みんな自分の「仕事」をしている。
みんな自分のために働く。
自分の利益を守るために働く。
企業に操られて、「企業の利益」のために働く。
それが「仕事」。
 
だから目の前にいる人すら見ていない。
目の前の人の表情や気持ちなんて関係ない。

ただマニュアル通りに
決められたことをこなすだけ。
 
その「仕事」は、誰かを幸せにするのだろうか?
そんなものを「仕事」と認めるような社会をやめようとまで思ってしまう。
 
でも結局は僕も自分の「仕事」をしているだけ。
誰も幸せにはできなかった。
 
誰かを幸せにできる「仕事」ってなんだろう?
 
結局のところ今の社会で「仕事」は誰かを幸せにはしない。
誰かを幸せにするのは、「仕事」ではなく、その人の「あり方」や「関わり方」なんじゃないだろうか?

そんな思いも頭の片隅に置きながら参加した講座は、事務局の方々の配慮や一緒に参加した方々の暖かい志に励まされて、ちょっとしんどかったけど参加できて本当に良かったと思えるものでした。
講座での学びや出会いを糧に、
さて、また次の一歩を踏み出しましょう!
誰一人取り残すことなく、幸せに暮らせる社会を創り出すことを目指して!(^o^)v