こんにちは、ひとまち物語工房の服部です。

昨日に続き、僕がファシリテーションにおいて、大切だと思うことをお伝えしますね。

 

僕はファシリテーションを「人々が対話を通して合意を形成し、協働を促進するための場づくりの技術」というように解釈しています。

そして、そうした場づくりのベースとなる「対話」を大切にしたいと思っています。

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「対話」は、雑談のような目標や目的がなくてもよいものでもなく、議論のように意見を闘わせて白黒決着をつけるというものでもなく、目的を持って、テーマに沿いながら互いの意見とその背景にある価値観や気持ちも尊重し、理解を深め、アイデアをつなぎ、新たなアイデアや考えを生み出す創造的な話し合いです。

 

雑談と議論と対話では、聴き方やかかわる姿勢が違います。

雑談では自分が話したいことを話します。

そのため相手の話を聞きながらも、頭では自分が次に話すことを考え、自分の話を割り込ませるタイミングをはかっています。

議論では、自分の意見を主張することに力が注がれます。

そのために相手の話を途中でさえぎったり、聞いたとしても弱点を見つけるためやあげ足をとるためだったりします。

 

これらに対して対話では、相手の意見をしっかり最後まで聴き、判断を交えずにいったん受け止めます。

賛同して受け入れるということではなく、ただそういう意見なのですねと受け止めるのです。

そして、その意見の背景にあるその人の価値観や思い、気持ちにも関心を払い、ときには質問をして、理解に努めます。

互いを尊重し、理解を深め合うことで、それぞれの意見を掛け合わせて新たに創造的なアイデアが生まれることもあります。

 

僕たちが社会で直面する問題には、正解がないものがほとんどです。

この正解のない問題に取り組むとき、議論や多数決によって解決策を選んだとしても、それに反対する人は従おうとしません。

議論や多数決によって納得感の薄い解決策を採用するのではなく、僕たちは深い対話を通して合意を形成し、最適解を導き出すことが大切だと思っています。

 

互いに尊重し合い、安心して語り合える対話の場をつくっていきたいと思います。

 

つづきは、またあした。